TECHNICAL INFORMATION技術情報

技術情報

研磨失敗例と対策

1 条痕  条痕イメージ

対策

面出し研磨時に早めに耐水研磨紙を交換してください。
砥粒交換時には水洗いして、スペシメンドライヤーで研磨屑を吹き飛ばしてください。
研磨盤の周辺を清掃してください。
最終仕上げにSPM液体研磨剤を使用してください。
柔らかい研磨クロスに変えてください。

2 エッジダレ  

対策

試料と同程度の硬度の埋込樹脂を使用してください。
硬めのクロスに変えてください。
耐水研磨紙を1分以内に交換してください。
I-MAX R、MED Rなどのベースが硬質で研削力の高いディスクを使用してください。
密着の良いエポキシ樹脂で埋め込んでください。

3 刺さり込み  

対策

耐水研磨紙を早めに交換してください。
単結晶のダイヤモンドスティック、ペーストを使用してください。
柔らかい研磨クロスに変えてください。
ルーブリカントの量を増やしてください。
ワックスを研磨紙の表面に塗ってください。

4 隙間  

対策

流動性の良いエポキシ樹脂に変更してください。
真空含浸装置を使用してください。
埋込前に試料を洗浄して、切削液や手の脂を落としてください。
試料の寸法に合った成形型で埋め込んでください。

5 洗浄染み  

対策

密着性の良いエポキシ樹脂を使用してください。
スペシメンドライヤーで乾燥してください。
SPM(非結晶化)以外のコロイダルシリカを使った後はすぐに洗い流してください。
酸化物研磨剤の後は水バフを30秒~1分かけてみてください。
中性洗剤を水で100倍に希釈した液を掛けて、流水で洗い流してください。

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