研磨
研磨は試料作製の最終工程です。
基本原理は大きいサイズの研磨砥粒から削り始めて、ステップが進む毎に直前の砥粒よりもサイズの小さい砥粒で削って行きます。
材料、部品は最終的に平坦で条痕の無い鏡面に磨くことで顕微鏡解析、硬さ試験、微細構造検査、寸法測定検査などの試料となります。


付属品
研磨盤のサイズはφ200mm、φ250mm、φ300mmから選べます。自動研磨機の試料の加圧方法は個別荷重と全体荷重の2通りのモードをご提供しています。
全体荷重モードは試料数の多い場合に、個別荷重モードは観察位置が決まっている試料の研磨にお勧めします。

消耗品
プレシ(PRESI)がオリジナル開発したリフレックスNac(ナック)は高摩擦技術と静電気固定技術を利用した最新の固定方法を備えた耐水研磨紙です。
ダイヤモンドディスク (I-MAX R、ティセディアム)は延性試料、脆性試料にそれぞれ対応するようレジンボンド、メタルボンドを用意しています。
研磨砥粒(ダイヤモンド、アルミナ、コロイダルシリカ)のキャリアー(研磨クロス、研磨バフ、琢磨布)として16種類をご用意して、あらゆる材料、部品のポリッシングに対応できます。
お客様の試料は、たとえ材料名が同じであっても、硬い、軟らかい、延性、脆性、錆びやすいなど千差万別です。プレシ(PRESI)はダイヤモンドサスペンションひとつを取っても、多結晶、単結晶、ウォーター・ベース、アルコール・ベース、ジェルなど、幅広い製品群からお客様の試料に最適な研磨剤をお選びいただけます。
光学顕微鏡の性能、解像度が向上するのに伴い、さらに細かい条痕の除去が必要となりました。ダイヤモンドポリッシングで付いた条痕(マイクロスクラッチ)を除去するには、酸化物の液体研磨剤(コロイダルシリカ、アルミナ)による最終仕上げは不可欠です。プレシ(PRESI)は非結晶化のコロイダルシリカとアルミナサスペンションをご提供します。
プレシ(PRESI)は研磨盤の上に貼るだけで耐水研磨紙、研磨クロス、その他研削盤を固定できるリフレックス・システムを開発しました。このデバイスは殆ど全てのメーカー、機種の研磨機(研磨盤、琢磨円板、ディスク、プレート)にご使用いただけるので、お客様のご使用中の研磨機をアップ・グレードするのに役立ちます。