埋込
試料は材質によって複雑形状、小形、脆弱であるため、研磨で破壊してしまう懸念があります。
これらの試料は樹脂中に埋め込むことで研磨によってダメージを受けるのを回避できます。
又、試料を同じサイズ、同じ形に埋め込むことで標準化が可能になり、自動研磨を行うことができます。

埋込機械
プレシ(PRESI)は熱間埋込用の埋込機(埋込プレス)と冷間埋込用の埋込機(真空含浸装置)をご提供しています。
埋込プレスを使った埋込成形試料は硬さ試験、界面観察に適しています。
一方、真空含浸装置を使った埋込成形は埋込機の加熱温度、加圧力で試料が変質、変形、破壊される心配がない上に、角形に埋め込むなど、形もサイズも自由自在です。

付属品
プレシ(PRESI)は試料埋込プレスのアクセサリーとして、6種類のサイズのモールドを用意しています。中間ラムを使用すれば、一度の埋込操作で2個同時に埋め込むことが可能です。
試料埋込機に循環冷却システムを組み合わせれば給排水設備の無い実験室での冷却が可能になるだけでなく、環境に配慮して水資源を節約するお客様の希望にも副います。

消耗品
プレシ(PRESI)は常温硬化埋込(冷間埋込)用消耗品と加熱加圧埋込(熱間埋込)用消耗品をご提供しています。
●常温硬化埋込(冷間埋込)
SEM観察用導電性樹脂、表面の凹凸を転写するレプリカ樹脂、圧力容器に入れると透明度が上がる樹脂、アセトンで完全溶解するので研磨後に試料だけを取り出せる樹脂など、プレシ(PRESI)の常温硬化樹脂は用途に応じて選択できます。
●加熱加圧埋込(熱間埋込)
ルーチン埋込に廉価なフェノリック、界面観察にはエポキシ、透明埋込にはアクリック、電解研磨にはアクリリックカッパーパウダー、SEM観察にはコンダクティブフェノリック、焼結炭化物などの極硬材料にはアリリックガラスファイバーなど、用途に合わせて選択できます。