切断
切断はメタログラフィー、クロスセクションの試料作製に於いて最初の加工工程です。切断の目的は観察部位を切り出すことによる採取です。
切断による試料のダメージを最小に留めることは、切断加工による歪み、破壊箇所の除去に要する時間と研磨材コストの節約になります。
切断機は試料切断機、湿式高速切断機、マイクロカッター、低速精密切断機などと呼ばれています。
プレシ(PRESI) 三啓は東京、大阪にショールームを設置して、お客様の試料に最適な切断機、切断砥石、切断条件をご提案しています。刃が割れる、
切断面が曲がる、破壊されるなどの切断でお困りのこと、分からないことがございましたなら、お気軽に三啓・PRESIラボにご相談いたたけますよう
お願いいたします。

切断機械
プレシ(PRESI)には切断する試料の材質、サイズ、目的に応じて自動切断と手動切断、大型から小型まで、幅広い選択肢をご提供していますので、お客様は最適な切断機を選べます。特に精密切断機メカトームT210(MECATOM-T210)は自動切断と手動切断両用である上に、切断位置決め、連続切断などのプログラムが可能な精密切断機です。

付属品
切断は試料を固定できれば90%は終わったのも同然です。問題はチャック、クランプなどの試料固定です。プレシは試料固定用チャック、バイスを多種用意しています。さらに切断位置を細密に合わせるのに便利な横送り(X軸方向)テーブルも選択可能です。

消耗品
歪みや破壊を抑えた切断は試料材質に適した砥石、切削液の選択が不可欠です。プレシはダイヤモンド切断砥石、CBN切断砥石、SiC切断砥石、アルミナ切断砥石を用意しています。さらに、ダイヤモンド切断砥石とCBN切断砥石はメタル、レジンの2種類の結合材から選択できます。砥粒と試料の摩擦を緩和する切削液も重要です。切削液には防錆(サビ)効果が含まれていますので、切断機のザビつきによる劣化の進行を抑えることができます。