画像処理ソフト
ライカマイクロシステムズTHUNDER Imaging Systems
特徴
このシステムは、サンプルの深部も非侵襲でボケのない鮮明な画像をリアルタイムに提供し、生体の極めて重要な現象に答える助けとなります。カメラベースの蛍光顕微鏡による従来の作業と同様の簡便さで 3D サンプルの鮮明なイメージングを実現します。Computational Clearing 機能を持つ THUNDER システムは、厚みのある立体的なサンプルの高速、高品質イメージングのための新しい装置です。主な仕様
THUNDER EM Cryo CLEM
THUNDER EM Cryo CLEMは、THUNDERイメージャーのオプトデジタル技術を搭載したクライオ蛍光顕微鏡です。 これは、細胞構造生物学に関する実験の成功のカギとなる画像データと安全なクライオ条件を提供します。 THUNDERの技術による高精細で蛍光ボケの無い画像から関心領域の細胞構造を正確に特定し、ユーザーの電子顕微鏡へシームレスに試料を移送します。
利点:
- THUNDERの技術により得られる高速、高精細のイメージング、蛍光ボケの除去
- 各種の電子顕微鏡ソリューションへ向けた、画像と座標データの正確かつシームレスなエクスポート
- イメージングワークフローから試料の搬送まで最適なクライオ条件が保たれます
THUNDER モデル生物
THUNDER モデル生物を用いると、発生生物学・分子生物学研究を目的に、素早く簡単に 3D 観察することができます。Computational Clearing によって構造の細部まで明瞭な画像が得られます。ライカ実体顕微鏡の性能と使いやすさはそのまま、フォーカスアウトしたぼやけた情報に悩まされません。
THUNDER モデル生物は、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、植物、マウスなどの研究に最適な装置です。試料のスクリーニング、位置探し、画像取得が 1 つの装置で実行可能です。ワークフローを単純化し、モデル生物の全体像から微細な領域まで観察することができます。
研究における利点:
- 厚みのある試料の内部でもボケのない画像が迅速に得られます。
- 大型のモデル生物でも、生理学的環境を良好に保ったまま画像取得が可能です。
- 生体の取り扱いを単純化し、画像取得と解析のワークフローを効率化できます。
THUNDER は幹細胞、スフェロイド、オルガノイドなど、高度な 3 次元培養アッセイのためのソリューションです。
利点:
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- 統計学や作業効率において発揮する高い処理能力
- 簡単な操作で高解像度画像を取得
- 最適な生理学的条件で意味のある結果が得られる
THUNDER はライカの革新的技術である Computational Clearing を採用しています。フォーカスの合っていない部分をリアルタイムに除去し、従来の蛍光顕微鏡観察で 3D サンプルを効果的に観察します。高感度、低光毒性、低褪色の最適条件下で処理能力の高さが発揮されます。
THUNDER 組織標本
THUNDER 組織標本では、神経科学や組織学研究でよく用いられる組織切片の三次元の蛍光像をリアルタイムに取得することができます。厚い組織の画像を、フォーカスアウトによるボケなく、細部まで鮮明に取得できます。
ライカの革新的な技術 Computational Clearing により組織深部の微細構造も高精細に画像化します。脳の薄片切片のニューロンの軸索や樹状突起のような微細な形態も画像取得します。WideField 顕微鏡の速度、蛍光効率、使いやすさはそのままに、厚い組織切片でも高品質の画像が得られます。
THUNDER 組織標本を用いると次のような利点を体験できます。
- 厚い組織切片内部の微細な構造も、ボケ無く高速に画像取得
- 組織切片の全体像を素早く確認
- どんな組織切片もシンプルなワークフローで画像分析